従業員わずか3名の弱小店舗を運営する個人事業主の中村です。私のような小さな個人事業主でもスマホを使ってクレジットカード決済できるシステムを導入することができます。
日本におてい代表的なのがSquare(スクエア)、AirPAY(エアペイ)、楽天ペイ、Coineyです。
これらのクレジットカード決済システム会社の手数料はほとんど変わりません。しかし、カードリーダーに違いがあり、クレジットカード決済の他にSuicaなどの交通系電子マネーなどに対応できるものもあります。
ここではそれらの手数料の比較を主に伝えたいと思います。
クレジットカード決済手数料はほとんど差がない
Square、AirPAY、楽天ペイ、Coiney、この4社の決済手数料はほとんど変わりません。若干ブランドによって差があるくらいです。
システム会社 | Square | AirPAY | 楽天ペイ | Coiney |
手数料 | 3.25%(JCBは3.95%) | 3.24%(JCB,Dinners Club,Discoverは3.74%) | 3.24%(JCB,Dinners Club,Discoverは3.74%) | 3.24%(JCB,Dinners Club,Discoverは3.74%) |
交通系電子マネー手数料 | 不可 | 3.24% | 3.24% | 3.24% |
QR決済手数料 | 不可 | 3.24%(ALIIPAY,WeChat Pay,LINEPay,d払い,PayPay)
| 3.24%(楽天ペイ・auPAYのみ) | 3.24%(WeChatPayのみ) |
クレジットカード手数料の差が一番大きいのは
クレジットカードの手数料は微妙な差がありますが、各社ほとんど変わらないと言っていいと思います。一番差が大きいのはDinnersClubとDiscoverで、Squareの3.24%以外は3.74%と0.49%の差です。
ではこれらの手数料の差を実際に金額に表してみましょう。
売上金額 | 1万円 | 10万円 | 100万円 | 500万円 | 1,000万円 |
Square(3.25%) | 324円 | 3,240円 | 32,400円 | 162,000円 | 324,000円 |
AirPAY他(3.74%) | 374円 | 3,740円 | 37,400円 | 187,000円 | 374,000円 |
差額 | 50円 | 500円 | 5,000円 | 25,000円 | 50,000円 |
あなたの会社やお店が月商1,000万円以上クレジットカードしかも、DinnersCubもしくはDiscoverのブランドでの決済ならば月50,000円の手数料は大きいと思います。
しかし、DinnnersClub、Discoverブランドのクレジットカードは世界シェアで1%以下なのです。日本で使われることはほとんどないと思っていいので、この差額は気にすることはないと思います。
ゆえに、クレジットカード手数料金においては各社ほとんど差がありません。
交通系電子マネーの手数料
交通系電子マネーの手数料は各社横並びで3.24%です。しかしSquareのカードリーダーは交通系電子マネーの決済には今現在(2019年10月)対応しておりません。
Squareのカードリーダーは今年の3月下旬に発表され、その当時には電子マネーに対応予定とはなってましたが、半年経過しましたがまだ対応してません。でも「対応予定」とはなっているので、近い将来Squareのカードリーダーを使ってSuicaで決済できる日が来るでしょう。
https://card-pay-master.net/square-judgement/
QRコード決済手数料は横並びも使えるサービスに差がある
今浸透しつつあるQRコード決済もSquare以外のカードリーダーで決済可能です。しかし使えるサービスにはかなり差があります。
表で示したとおり、AirPAYがもっとも多くのサービスが利用できます。
AirPAY | ALIPAY、WeChat Pay、LINE Pay、D払い、PayPay |
楽天ペイ | 楽天ペイ、auPAY |
Coiney | WeChat Pay |
AirPAYでは中国では定番中の定番のALIPAY(アリペイ)、WeChat Pay(ウィーチャットペイ)が利用可能です。これは中国人観光客が多く見込まれる場所ではかなりの需要が見込まれます。逆に、これらの決済手段がないと逃げられてしまう可能性が高いと思います。
さらに、LINE PayやD払い、そしてPayPayなど日本のQR決済大手にも対応しているのはあなたのお店がライバルよりも選ばれる可能性が高くなる要因の一つになるでしょう。
一方楽天ペイは自社の楽天ペイとauPayに対応。Coineyに至ってはWeChat Payのみ対応となります。AirPAYに比べると物足りない印象は大きいですね。
PayPay決済はAirPAYでするな!
ここで大事な補足をします。AirPAYでは様々なQR決済を利用することができますが、PayPayに関しては今のところAirPAYのカードリーダーで決済しないでください。
その理由は、手数料3.24%かかるからです。
「えっ?それは知ってるけどじゃあ、どうやってPayPayで決済するの?」
と思われる方も多いと思います。答えは簡単です。PayPayの決済システムを直接導入すればいいんです!!
もちろん私も導入してます。私のような弱小個人事業主でも、いやむしろ弱小個人事業主のためのPayPayと言ってもいいかもしれません。
なぜ、PayPayを直接導入した方がよいかを伝えます。それは2021年9月末日まで手数料が無料だからです!!しかもALIPAYも手数料無料なのです(2020年9月末日まで)。
特にALIPAYにおいては東京オリンピックが終わるまで無料なので、かなりお得になるのではないでしょうか。
PayPayは申し込んで、審査が通過するまでおよそ1週間(業種によって変わる場合があります)、しかもカードリーダーなどの端末は使う必要なし。
あなたに必要なのはあなたのお店専用のQRコードのみ。
これだけで決済できちゃうからホント便利です。もちろんお客さまがスマホを持っていて、アプリをダウンロードしているということが前提ですが。。。
PayPayは申請しておいて全く損はありません。
こんにちは。複数のキャッシュレス決済システムを使いこなすことで収益を増加させている従業員3人の個人企業主の中村です。2019年5月30日よりAirPAY QRでPayPayが使えるようになりました。焼き鳥屋し[…]
複数のカードリーダーを持つことがリスク回避
ここまで手数料などのお話をしてきました。結論として私が推奨するのは複数のカードリーダーを持つということです。理由はリスク回避ができるからです。ではどんなリスクから回避できるか説明します。
カードリーダーの充電切れ
これは実際私が経験しました。普段使っているSquareのカードリーダーの充電が切れてしまっていて決済できなくなってしまいました。しかし私は全く同様も焦りませんでした。AirPAYのカードリーダーを持っていたからです。
実はカードリーダーは電源を切っておけば1ヶ月くらいは余裕で充電は保ちます。Squareの方がAirPAYに比べ0.01%高いながらも入金日が早いのでSquareを基本に使ってます。
Suicaを出された
もしあなたがSquareのカードリーダーしか持っていなければ、Suicaのカードを出されても呆然とお客さまの顔を見つめるしかないでしょう。
しかしAirPAYのカードリーダーを持っている私は笑顔で「かしこまりました!」と言うことができます。普段はSquare使いの私ですが、このような時のためにAirPAYも持っています。
Square AirPAY PayPayを使い分け
私が最もおすすめして、実際に取り入れているのがSquae、AirPAY、PayPayです。この3つのサービスがあればまず大丈夫でしょう。
各社それぞれの特徴を知り尽くし、シチュエーションによって決済方法を変更するなど臨機応変に対応することができるでしょう。
もちろんどれも無料で導入できます。この中でもあなたにとって一番お得なのがPayPayです。2021年9月30日まで手数料が無料だからです。これは大きいですね。何度もいいますが無料なので今すぐ導入しない手はありません。
一方QR決済に慣れていない、不信感を持っている人も高年層に少なくないのも事実です。なのでクレジットカード決済手段を持っていた方が無難です。
先にも述べましたが私が頻繁に使っているのがSquare(スクエア)です。カードリーダーがシンプルで使いやすくおしゃれです。しかも入金も早いし。
ちなみにこのSquareはアメリカの会社であのTwitter社のCEOであるジャック・ドーシー氏です。ジャック氏は「スティーブ・ジョブズ」の再来と言われるくらいの才能あふれた人のようです。
オリエンタルラジオの中田敦彦さんのYouTubeチャンネルでもジャック・ドーシー氏について紹介されてました。
またこの中田敦彦さんもこの動画の中で語っていましたが、自身のグッズの販売などですでにSquareを利用しているとのことです。さらにはなんとAirPAYも併用しているとのことです。
私と同じで驚きました!(笑)。考えることはやはり同じで日本の有名企業のカードリーダーもあった方が無難です。やはりリクルートブランドは強いですね。
3つ導入して、たとえ使わなくてもお金がかかるとか、怒られるなどということはないので、安心してください。